もくじ
◆序章 『バカの壁』の向こう側
・ どうすればいいんでしょうか
・ わからないから面白い
・ 人生の最終解答
・ 人が死なない団地
◆ 第一章 なぜ人を殺してはいけないのか
・ 中国の有人宇宙船は快挙か
・ 殺すのは簡単
・あともどり出来ない
・ブータンのお爺さん
・ 二度と作れないもの
・人間中心主義の危うさ
◆不死の病
・不死身の人
・魂の消滅
・「俺は俺」の矛盾
・「本当の自分」は無敵の論理
・死ねない
・死とウンコ
・身体が消えた
・裸の都市ギリシャ
・死が身近だった中世
・死の文化
・葬式の人間模様
・実感がない
・宅間守の怖さ
・派出所の不遜
・ゲームの中の死体
◆第三章 生死の境目
・生とは何か
・診断書は無関係
・境界はあいまい
・「生」の定義
・クエン酸回路
・システムの連鎖
・去年の「私」は別人
・絶対死んでいる人
・生きている骨
・判定基準
・誰が患者を殺したか
・規定は不可能
◆第四章 死体の人称
・死体とは何か
・一人称の死体
・二人称の死体
・三人称の死体
・モノではない
・解剖が出来なくなった頃
◆第五章 死体は仲間はずれ
・清めの塩の意味
・なぜ戒名は必要か
・人非人とは何か
・この世はメンバーズクラブ
・脱会の方法
・「間引き」は入会審査
・ベトちゃん、ドクちゃんが日本にいない理由
◆第六章 脳死と村八分
・脳死という脱会
・村八分は全員一致で
・イラン人の火葬
・靖国問題の根本
・死刑という村八分
・臓器移植法の不思議
・「人は人」である
・大学も村
・ケネディは裏口入学か
◆第七章 テロ・戦争・大学紛争
・戦争と原理主義
・正義の押し付けがましさ
・戦争で人減らし
・大学紛争は就職活動
・反権力と反体制
・敗軍の将の弁
・軍国主義者は戦争を知らない
・イラクの知人
・国益とは何か
・ものつくりという戦争
◆第八章 安楽死とエリート
・安楽死は苦しい
・エリートは加害者
・産婆の背負う重荷
・つきまとう重荷
・エリートの消滅
・銀の心臓ケース
・解剖は誰がやったのか
・天の道、人の道
・ルールの明文化
・人命尊重の範囲
・役所の書類が多い理由
・自分への恐怖
・解剖教室の花
◆終章 死と人事異動
・死の恐怖は存在しない
・考えても無駄
・老醜とは何か
・悩むのは当たり前
・慌てるな
・父の死
・挨拶が苦手な理由
・死の効用
・ただのオリンピック
・生き残った者の課題
・日々回復不能
あとがき
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